全員リモートの環境で「むきなおり」のワークを実施したので書き残す

昨今の情勢でうちの会社の開発部門は3月からほぼ全員がずっとフルリモートで働いている
そんな中だけど、1Qが終わったのでキリも良いからと普段の振り返りではなく「あるべき姿との差分を取るという目的で」むきなおりという手法でチームを振り返ってみた

この手のチーム活動系のワークをフルリモートでファシリテーションしたのは計画などの定常MTG以外では初めてだったのでどう実施したかやら感想やらを書いてみようと思う

むきなおりとは?

自分たちがあるべき姿というのを改めて確認し、今あるべき姿に進んでいけてるか?という観点で振り返るという手法
あるべき姿と現状をチームメンバーで出し合って、差分を取り、差分を埋めるためにどうすればいいか?を計画するのがこのワークのゴールになる

*むきなおり参考記事

どうやったか

↓のようなスプレッドシートを作成して、全員でこれに書き込んでいくことで実施した

むきなおりテンプレート - Google スプレッドシート

この手のワークショップでは「いっせーの」で自分の意見を出すまでは他の人の考えが見えない方がベターだけど、その点をうまいこと解決する方法は見つけられていないのでこのような形にした

進め方自体は定番通りで、アウトプットのフォーマットがふせんじゃなくてスプレッドシートになっただけ、という形
時間もかかるMTGなのでなるべく簡単に書ける・ツールの使い方で困らないようにしたい・サマる作業を手間を掛けず、と考えたら普段使い慣れてるスプレッドシートを使う、という選択になった

結果どうだったか

割と上手く回ったと思う。チーム的にも有意義だったというFBだった
リモートでのファシリテーションでは表情が見れないので「場の雰囲気」に合わせた調整が出来ないというのはやはり難しいが、もう丸2ヶ月近くフルリモートでチームでの意思疎通をやってきているのもあってか、盛り上がらない(意見が出ない)・場が硬直するといったこともなくスムーズに進んだと思う
自分はずっと対面でやる以外ありえない、ぐらいに思っていたが、リモートでもやれなくもない、ぐらいに意見を変えようとは思った

この時間でチームメンバーの思っていることや普段と違った切り口での課題提起に繋がったし、自分自身開発メンバーとして改めて気付かされたこともあり、単純にむきなおりをしたことによる恩恵もバッチリ受けられたと感じられた

チームとしてもファシリテーターの立場の自分としても、あるいは開発メンバーの一員としての自分としても得るものがあったのでいい時間だったな、という感想
また今度は半期の終わったあとにやろう、という話も出ていて、そのときにチーム・プロダクトがどうなっているかも楽しみ